要約

第1章 SQLとリレーショナルモデル

リレーショナルモデルのリレーションはタプルと属性を合わせたものをいう

リレーショナルモデル SQL
リレーション テーブル
タプル
属性 カラム

リレーショナルモデルの代表的な演算に、制限、射影、拡張、属性名変更、和、差、積、直積、結合があり、SQLはこれらの演算に対応している。

例えば、SELECTであれば、直積、制限、射影にという3つのリレーションの演算を同時に行う操作だといえる。

INSERTとは和集合であり、DELETEは差集合である。

リレーションは真の命題の集合、真の命題の事実

→リレーションの演算は論理演算である。DBに対して、どのようなデータが欲しいかを述語で表現し、その述語に対応する論理演算を行った結果が真の集合を返す。

第3章 正規化理論(その1)

正規化によりデータが論理的な不整合を起こしている状態を防ぐ(=データの重複を防ぐ)ことができる。

第1正規形

  1. 行が上から下に順序付けされていない
  2. 列が左から右に順序付けされていない
  3. 重複する行が存在しない
  4. 行と列の交差点はドメインに属する要素の値を1つだけ含んでいる
  5. すべての列の値は定義されたものであり、かつそれぞれの行において常に存在する(=NULLが存在しない)