要約

世界一流エンジニアの生産性の高さの秘密

• 「試行錯誤を悪とする」

エラーに遭遇した時に、あれこれ試してログを確認する方法は生産性を下げるデバッグである。シニアエンジニアは手を動かす前に、まずは得られている情報からいくつかの仮説を立てて、検証すしている。

• 「理解に時間をかける」

理解ができていないと、毎回Googleでリサーチしてコーディングをすることになる。これでは「Googleプログラマー」になってします。理解とは、「人にわかりやすく説明できること」「いつでもどこでも即座に取り出せること」「知見を踏まえて応用がきくこと」である。基礎的な学習をゆっくり時間をかけてやるようにする。

• 「小さなドキュメントをコードの前に書く」

デザインドキュメントを書くことで頭の中が整理される。簡潔かつ必要不十分なものでよい。

• 「頭のなかにメンタルモデルつくる」

メンタルモデルとは、「人々が世界を理解し、予測し、解釈し、新し状況に適用するための、自己の心の中のイメージや理論のこと」。頭の中で素早く情報を処理をするために、何らかの脳内イメージを持っていることが有効。

アメリカで見つけたマインドセット

一流のエンジニアは**「Be Lazy=（より少ない時間で価値を最大化するという考え方）」**というマインドセットでいる。

具体的な行動

• 一つだけピックアップ
  • やらなくてもいいことはあるので、1つだけ重要なことに取り掛かろうというマインド。
• 時間を固定して、できることを最大化する
  • 時間内に重要なことにフォーカスして、最大の成果を出す
• 会議の準備・持ち帰りをやめてその場で解決する（会議の価値を最大化）
• 物理的にやることを減らす
• 納期は絶対であるという考えを捨てる。（QCDSはトレードオフ）
  • 不確実性が高いことに挑んでいるので、計画通りにいくことはない。無理して完成させるより、品質の高いものを後からでもリリースしようというマインド。